前回に引き続き、『たばこと塩の博物館』より…
入口がいい感じ
今回は『塩の世界』展示フロアを紹介したいと思います。
※浅草・墨田区エリアに位置する『たばこと塩の博物館』は大きく3つの展示スペースがあります。その中から今回は”塩”に関する展示フロアを紹介。
『たばこの歴史と文化』については下記リンクよりご覧下さい。
参考:昭和世代が懐かしめる展示も!たばこの歴史と文化が学べる『たばこと塩の博物館』(浅草・墨田区エリア)
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では、改めて…
「塩」と聞いて何をイメージしますか?
僕は何の予備知識もナシに、この『塩の世界』に足を運んだのですが、はっきり言ってむちゃくちゃ勉強になりました。
なので、せっかくだしブログを書いて”アウトプット”してみます。
※浅草を中心とする墨田区って、下町としてしっかりと歴史があって、『たばこと塩の博物館』を中心とする文化施設も充実しているんです。ホントにいい街。
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入口を抜けて、いきなり予想外な…
氷ではなく塩の結晶です
世界の海を漂う”塩”が登場!
…うん、斬新。こんな角度から塩を学ぶ機会があるなんて。
解説によると、海水から生まれた天然の塩は、場所によって様々な形(結晶)をしていて、大きな固形物となって化石のように何百年以上も前から海を漂っているようです。
※たしかに、塩と言えば海水。何もしなくても、こんな風に塩だけが溜まり、やがて地層のようになるみたい。
こっち見てる
続いて、マリア様みたいな彫り物が…。なんだ!?
これは何か?もちろん”塩”と関係しているんです。
世界に散らばる、こうした塩の塊(塩資源)を人々は採取しに行ってたんですよね。その量が途方もなく半端ない。
※マインクラフトのように、採掘に次ぐ採掘する感じをイメージしてみて下さいね。
採掘した塩
掘り進めると洞窟のようなるのですが…
長期間になると、そこに”神様も祀ろうや!”という話に…なったのかは分かりませんが、そういう感じで、塩資源(岩塩層)から『聖キンガ像』を彫刻したんです。
※ちなみに、本物は世界遺産にもなっている「ヴィエリチカ岩塩坑」にあるそうです。
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塩資源は長い地球の歴史の中で、地殻変動などにより地下に閉じ込められているものも多く、まさに”海水の化石”。
こうした自然でできた岩塩層を、人々は発掘していたそうです。
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では、日本では一体どうしていたのかというと…
海水を釜茹でに
海水から直接、塩を取り出すスタイル!!
丁寧に説明すると…
①海水を砂の上(塩田)に撒き、太陽で乾燥させて砂に塩分を付着させ、水分を蒸発させる。
②塩のついた砂を、さらに海水で洗い、塩分の高い海水を作る。
③その海水を釜で煮詰めて塩を結晶化(水と分離)させる。
すでに、平安時代には考案されていた手法みたいです。昔の人すごい。
※室町時代には”潮の干満”を利用して、塩田に海水を引き入れる方式も開発されました。
当時の塩の採取施設
江戸時代くらいまではこんな感じで塩を採取。つまり、日本には、あまり岩塩層が無かったのかもしれませんね。
ちなみに、特に瀬戸内海が『塩の産地』として有名みたいですよ。
※まさか浅草辺りで、こんなにも勉強になる展示が観れるとは思いませんでした。これから塩を料理でひとかけする度に『たばこと塩の博物館』の事を思い出しそうです。
現在は科学的に塩を採取
という事で…
”世界の塩・日本の塩・現在の塩”と、たくさんの塩について学ぶ事が出来ました。
※これに加え、たばこの歴史と文化が学べる展示フロアも併設された『たばこと塩の博物館』に、皆さんも一度足を運んでみては?
とにかく学びの多い施設でしたね。
たばこと塩の博物館【HP】
住所:東京都墨田区横川1丁目16-3
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たばこと塩の博物館
『たばこと塩の博物館』は、墨田区に位置する博物館で、たばこと塩に関する様々な展示が行われています。
展示内容:
・たばこの歴史と文化
・世界の塩・日本の塩
※その他「特別展」も開催
営業情報:
開館時間: 午前10時〜午後5時 (入館締切は午後4時30分)
入館料: 大人・大学生 100円、小・中・高校生 50円
休館日: 月曜日(月曜が祝日、振替休日の場合は直後の平日)、年末年始(2023年12月29日~2024年1月3日)