皆さんこんにちは。仙台に住む21歳の大学生です。
僕は旅行に行くのが好きで、大学生になってからは結構色々な場所に一人旅に行ったり、友人を誘って旅に行ったりしています。
旅好き、というと世の中には色々な人がいると思うんですが…僕は、中でも建築を一番の楽しみに旅をすることが多いです。
僕は昔から美術や芸術が好きだったんですけど、美術の中でも特に彫刻などの立体に美を感じるタイプで。
(先日、北海道に教会建築を見に行った話はまた後ほど…)
それから、建築などにも興味が出てきたのかなと自分では思っているのですが。
美術、芸術に興味を持ちつつも建築も好きで、中高生の頃は美術館にも行くし、近所の面白い建物も見に行ったり。
ただ、自分で作るというのにはあまり興味はなかったので、大学では建築などを専攻するのではなく芸術を専攻して、鑑賞を楽しむという姿勢で勉強しています。
というわけで、実は旅行好きが最初ではなくて、建築好きが高じて旅行が好きになったという感じなんですよね。
とはいえ、やはり魅力的な建築を見つけると写真だけではなくて実際に自分でも見て見たい、ということで、旅行が最近では趣味になってきているんです。
あまりジャンル問わず、色々な建築が好きで、寺社仏閣や文化遺産になるような建物はもちろん、普通の家などにも興味があります。
旅行に行く時も目的の建築物には一貫性がないことも多いんですが…
最近…興味が出てきているのが、教会建築。
教会建築というのは西洋美術や世界史などとはきってはきれない存在ですし、建築としても美しい。
また、建築に付随する庭だったり、ステンドグラスや内装など、芸術好き、建築好きを刺激する要素が多いんですよね。
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そんなワケで、最近は教会建築にハマっていて、いろんな教会を見に旅行に行くことが多いんですが…
先日は北海道に行ってきました!
北海道は観光地として魅力的ということで、グルメなんかも楽しみましたし、建築以外にも色々と楽しんだんですが…
今回は教会建築という視点から北海道旅行を紹介したいと思います!
今回の旅で最初に訪れたのは、「函館ハリストス正教会」
北海道の玄関口であり、有数の観光地である函館にあるので、訪れやすかったですね。
函館には、1858年、日本最初のロシア領事館が置かれたのですが、それがきっかけとなり1859~60年に、この教会が建設されました。
そんな歴史背景があるので、日本正教会の中では最古の歴史を持つ協会のうちの一つということで、非常に歴史的にも宗教的にも重要なスポットとなっています。
現在の聖堂は1916年に再建されたもので、なんと100年以上の歴史を誇ります。
1983年には重要文化財にも指定されるなど、北海道だけでなく日本全体で見ても代表的な教会建築の1つです。
ロシアなのでロシア正教会、ということでカトリックなどとは宗派も違うため教会建築も違いますね。
ちなみに、最初の聖堂ができたときに鐘をガンガン鳴らしていたことから「ガンガン寺」とも呼ばれていて、現在その鐘の音は日本の音風景100選にも選ばれています。
コンパクトながらも整然とした無駄のない建築は、威厳がありつつもどこか可愛らしく、かなり親しみやすい建造物でなんです。
教会建築初心者の人でも楽しめると思いますし、パワースポット巡りなどの一環として訪れるのもおすすめですね。
函館ハリストス正教会【HP】
住所:北海道函館市元町3-13
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そして次に訪れたのが…
「トラピスト修道院」と「トラピスチヌ修道院」です。
トラピスト修道院
正式名称は「灯台の聖母トラピスト大修道院」日本で最初のカトリック男子修道院。明治29年(1896年)に信徒により函館市街に位置する当別の原野が寄進され、同年の11月に修道院として開院。昭和10年(1935年)に大修道院に昇格しました。
トラピスチヌ修道院
1898年(明治31年)にフランスから派遣された8人の修道女により設立された日本最初の女子観想修道院です。
※1925年(大正14年)と1941年(昭和16年)に火災に遭い、一部が焼失しましたが、その後再建されました。
ローマ・カトリックの「厳律シトー修道会」に属し、60人余りの修道女たちが自給自足の生活を送っています。また、レンガ造りの外観や手入れされた四季折々の庭園は一般市民や観光客に公開されています。
函館にある、明治期にフランスの修道士たちによって作られた修道院で、それぞれ女子禁制、男子禁制です。
建築も含め、農場など、ここまで本格的な修道院施設というのは日本にはなかなかないですし、異文化に触れるという意味でも、かなり貴重な体験でした。
トラピスト修道院【HP】
住所:北海道北斗市三ツ石392
トラピスチヌ修道院【HP】
住所:北海道函館市上湯川町346
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そして最後に紹介するのが…
「旧函館区公会堂」です。
旧函館区公会堂
北海道函館市元町にある歴史的建造物で、日本の重要文化財に指定。明治40年(1907年)の大火で町会所が焼失したことを受け、新たな集会所の建設計画が持ち上がりました。
※大正天皇や昭和天皇が訪れたこともあり、昭和26年(1951年)から昭和31年(1956年)までは函館地方海難審判庁が置かれました。
北海道特有の木造2階建ての擬洋風建築で、アメリカのコロニアル風洋館です。札幌の豊平館と並んで、明治期の洋風建築として注目されています。
これは教会建築ではないのですが、欧風建築として非常に貴重なものなので、せっかくなので合わせて見学してきました。
北海道の中でも特に函館に教会建築や西洋建築などが多いのは、やはり江戸時代末期に開国された際に、最初に開かれた港が函館だったことが原因のようです。
こちらの公会堂は、函館にあった町会所が1907年に大火で焼失してしまったため作られたもので、1910年に完成。
明治期の洋風建築として北海道の中ではもっとも有名なものの一つで、国の重要文化財となっています。
まさに明治~大正の洋館といった面構え。
ですが、やはりキリスト教建築的な雰囲気が強いように感じます。当時、地域でキリスト教徒、外国人が多かったんだろうなということがうかがえる建築ですね。
ピカピカで、かなり目立っているので、観光で訪れてみても誰でも楽しいと思いますよ。
教会建築ということだけでなく、単純に建物として、観光地として面白いものがたくさんありました。
旧函館区公会堂【HP】
住所:北海道函館市元町11-13
函館に多いので観光のついでにも立ち寄りやすいですし、皆さん、北海道に訪れた際には、ぜひこれらの教会にも訪れてみてくださいね!
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函館ハリストス正教会
この聖堂は1983年に重要文化財に指定された教会で、鐘の音は「日本の音風景100選」にも選ばれています。
1860年にロシア領事館に隣接して建てられ、初代司祭の後、1861年に亜使徒聖ニコライ(ニコライ・カサートキン)が来日し、日本正教会の原型を築きました。
明治時代に入り、キリスト教の禁制が解けた後、信者が増加。1907年の函館大火で聖堂は全焼しましたが、1916年に再建されました。