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歴史好きにはたまらない街、堺市の古墳を見に行ってきた

みなさん、古墳はお好きでしょうか?
…そもそも、古墳のことはご存知ですよね?

秋常山古墳公園

3~7世紀ごろに盛んにつくられたお墓で、日本や朝鮮半島など、東アジアで見られるもの。

有力豪族や天皇など、地位のある人のお墓として作られました。

現存しているものも多く、人によっては地元で、近所に古墳があったという人もいるのではないでしょうか?

河内大塚山古墳

「いや、いきなりそんなこと言われても、古墳に好きも嫌いもないけど…」と思う人が多いのではないかと思います、変な質問をしてすみません。

しかし、私、結構古墳、好きでして。

というか、歴史全般や考古学的なものが好きなんですよね。ロマンを感じるんです。

五色塚古墳

で、遺跡や遺物を見るのが好きなんですが、古代の遺跡の中でも、特に古墳にロマンや感動を覚えるんです。

あんなに巨大な塚を作らせる権力を持った豪族たちが誕生した歴史なんかを考えても楽しいですし、なんといってもあのシンボリックな形。

…あの形も様々な想像を掻き立てますよね。

仲姫命陵古墳

あれだけの存在感のものが1500年も前に作られ、そして現在もそのままの姿で私たちの前に存在していると考えると、歴史のつながり、神秘を感じます。

しかも、天皇陵と考えられているものなどは、学術的な調査もなかなか許可されず、謎が非常に多いままになっているというのも歴史好き心をくすぐられます。

ピラミッドなどと同じくらい、もっと注目されてもいい文化遺産だと思うんです。

といっても、私もいくつかの古墳を見たことしかなくて…。
もっぱら上空から撮影された写真などを眺めて楽しんでいるんですが…。

掛木古墳

でも、現地で見る古墳の迫力はやっぱりすごいですよ。

間近で見ても当然全貌は見えないので、ただの森や丘のように見えるんですが、なんか、パワーみたいなのが、出てるのを感じられます。

さて、古墳の魅力を聞かれてもいないのに熱く語ってしまいましたが、みなさんは、古墳といわれるとどんな地域を思い浮かべるでしょうか?

やはり古代のことだから、奈良でしょうか?

もちろん奈良にもたくさん古墳が残されていて、現在世界遺産の暫定リストにも記載されている古墳もありますが、今古墳で熱い町といえば、大阪府の堺市なんです。

古都・奈良にも近い堺市には大きなものから小さなものまで、実に様々な古墳が点在しているのです。

百舌鳥・古市古墳群

そして、お隣にあり、同じく古墳が多くある羽曳野市、藤井寺市とともに、「百舌鳥・古市古墳群」としての世界遺産登録を目指して現在PR活動を行っているのです。

先日、出張で大阪に立ち寄ることがあったので、翌日に休みを取り、そんな堺市に行ってきました。

大山陵古墳(堺)

堺市に所在する、超重要な古墳が、大仙陵古墳、またの名を仁徳天皇陵です。

大仙陵古墳(仁徳天皇陵)

堺市堺区大仙町にある日本最大の前方後円墳であり、日本書紀に伝えられる仁徳天皇の陵墓とされています。

墳丘の大きさは約486メートル、世界三大墳墓の一つに数えられるほどの巨大な遺構。また、北側には反正天皇陵古墳、南側には履中天皇陵古墳があり、この3つの古墳をまとめて「百舌鳥耳原三陵」と呼ばれています、

大仙陵古墳は宮内庁が管理しており、内部は非公開。

周辺について

大仙陵古墳周辺に、大仙公園があります。ここには、大仙陵古墳の東側にある「陪塚」と呼ばれる補助墳が複数あり、陪塚の一部には中に入ることができるものも。

また、公園内には仁徳天皇陵駐車場があり、駐車場から大仙陵古墳や陪塚を見学することも可能。さらに、堺市役所21階展望ロビーからは、地上80mから大仙陵古墳を見ることができるスポットもあるのでぜひ足を運んでみては?

皆さんも、一度は教科書などでその姿を見たことがありますよね。代表的な前方後円墳で、5世紀半ばに作られたものと考えられています。

その名の通り仁徳天皇のお墓といわれている(定かではないらしい)古墳で、全国で最も大きな古墳として知られていますね。

仁徳天皇陵(堺)

堺市はこの大仙古墳をクフ王ピラミッド・秦の始皇帝墓陵に並ぶ世界三大墳墓としてPRしているのだとか。

そんな大仙古墳は、三国ヶ丘駅のすぐ目の前。大きな国道が古墳に沿って走っているなど、かなり普通の町や住宅街の中にドーンと構えています。

地図や航空写真で見てみると、その様子はかなり不思議な感じですね。

大仙古墳の周辺にも小さな古墳が大量に点在していて、これらが百舌鳥・古市古墳群となります。

こうして周囲に古墳が集まっていることは歴史的にいろいろな意味があるんでしょうが、正直、観光に来る人間としては、一度にいろいろ回れますし、これは嬉しいですね。

大仙公園(堺)

古墳には入ることはできませんが、周囲は公園のように整備されている部分もあるので、観光はしやすいです。

大仙古墳も、囲いの外から見学することができますが、正直大きすぎて、山があるようにしか見えませんでした。(笑)

古墳巡りを堪能した後は、ほかにも言っておきたい場所がありまして…。

与謝野晶子の生家跡(堺)

それが、千利休の屋敷跡と、与謝野晶子の生家跡。

千利休屋敷跡

堺市堺区宿院町西にある、茶道千家の始祖・千利休の屋敷跡。

織田信長や豊臣秀吉にも重用された利休は、日本茶を完成させるなど、茶道に多大な功績を残しました。

屋敷跡には、利休が使用していた「椿の井戸」が残されており、井戸屋形も。 平成27年にはリニューアルされ、敷地内も見学できるようになっています。

また、史跡の向かいには「千利休茶の湯館」や「与謝野晶子記念館」を併設した「さかい利晶の杜」があります。

そう、堺はあの千利休の生まれた地であり、与謝野晶子の故郷でもあるんですね。
歴史好きとしては行っておきたい場所だったんです。

千利休屋敷跡(堺)

ちなみに千利休屋敷跡は「さかい利晶の杜」という施設の中にありまして、この施設には千利休や与謝野晶子の博物館などが入っていて、かなり楽しめました。

茶の湯体験の施設などもあり、参加したかったのですが、今回は時間の関係で断念…。
次回行ったときには立ち寄りたいなと思います。

information

大阪に行っても、堺まで足を運ぶ人は多くないと思いますが、歴史好きにとってはたまらない町ですし、皆さんも大阪を訪れた際は、堺にも訪れてみてくださいね。

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