こんにちは、神奈川県横浜市出身の大学生です。みなさんは、神奈川に対してどんなイメージをお持ちですか?
東京に近くて都会、住みやすそう、っていうようなイメージを持ってくれている人もいれば、「大して都会でもないのに東京ぶってる、都会ぶってる」なんて風に言われることもよくありますね。(笑)
でも基本的に、地方や田舎といったイメージを持つ人はほとんどいないんじゃないでしょうか?
実際に首都圏ですし、地方ではないんですが、そうした「ある程度都会」というイメージのせいで、”本当の神奈川の魅力”が意外と知られていないな…と思うことも結構あるんです。
観光地というイメージもあまりないと思いますから、思ったほど特色を理解されていないのかもしれません。
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中でもそれを強く感じるのが、”ご当地グルメ”について。
こう書くと「神奈川にご当地グルメなんてあるの?」と感じる人は多いんじゃないでしょうか?それが、あるんです。…でも、全然知られていないんです。(笑)
でも、神奈川にだってほかの地域と同じようにその地域独自の文化があって、独自の食文化があるんですから、ご当地グルメがあるのは当たり前ですよね。
…しかし、言われてみれば全然知らないでしょ?
地元のことが思った以上に知られていないというのは悲しいですし、自分が昔から慣れ親しんでいた食べ物なども、ほかの地域に行くと全然知られていなくてビックリする経験が多い。。
なので今回は、知られざる神奈川県のご当地グルメについて、皆さんに知ってもらいたいんです!
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まずは明治時代から続く神奈川、そして横浜を代表するグルメ…
注:イメージ画像(出典 Instagram)
「牛鍋」を紹介したいと思います。
牛鍋は今でいう”すき焼き”の元祖といわれる料理。
牛鍋の味付けなどが進化してすき焼きとなっているということで、両者の基本はほぼ同じなので、「牛鍋=すき焼き」という風にとらえられることも多いのですが…
注:イメージ画像(出典 Instagram)
今でも神奈川では「牛鍋」という名前で、伝統の味を提供しているお店がたくさんあります。
もともとは開国後の、明治時代の初めに、肉食の外国人の風習を真似て発明された料理。牛肉の臭みを消すためにネギなどの野菜が入れるようになったんだとか。
和洋折衷の新たな食事として、文明開化の象徴として高い人気を誇っていたそうです。
…さすがは文明開化の時代を引っ張った港町神奈川・横浜といった感じですね。
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続いての神奈川ご当地グルメは…
注:イメージ画像(出典 Instagram)
「あいすくりん」です。
あいすくりん
明治2年(1869年)に横浜で初めてアイスクリームが作られたとされています。
幕府が派遣した使節団がアメリカを訪れた際に食べたアイスクリームのおいしさに感銘を受け、その後日本でも製造が始まったのです。
明治初期には横浜の馬車道通りで、町田房蔵という方が氷水店をオープンし、「あいすくりん」を販売。当時のアイスクリームは牛乳、卵黄、砂糖で作られ、シャリっとした食感が特徴とされています。
現代風にアレンジされた「あいすくりん」は、香ばしい最中と昔ながらの風味が絶妙に調和し、口の中で楽しむことができます。その歴史的な味わいは、懐かしさや日本の食文化の一部として多くの人々に愛されています。
「ん?あいすくりん?アイスクリーム?」と思った人もいるかもしれませんが、こちらも牛鍋と同じく、現在のアイスクリームの原型となった食べ物。
江戸時代の終わりにアメリカに渡米した使節団がアイスクリームを食べ、それを「あいすくりん」と呼んだためその呼称が広まり、明治の2年に横浜馬車道で日本初のアイスクリームが誕生。
そして「あいすくりん」として発売されました。
明治初期はたまごと牛乳と砂糖のみでシンプルに作られていたアイスクリン、そこから現在の多様なアイスクリームが生まれていくことになったんですね。
ちなみに、当初の味をもとにしている「アイスクリン」に関しては、現在も神奈川のほか、高知や沖縄など、限られた一部地域でレトロアイス・懐かしのおやつ的な立ち位置で食べられているそうです。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
神奈川では、横浜に当時のあいすくりんを再現したアイスが食べられる「ヨコハマ バシャミチアイス」といったお店もあるので、ぜひ一度立ち寄ってみてくださいね。
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そして、最後に紹介するのが…
「サンマーメン」です。
サンマーメン
神奈川県発祥の麺料理。
サンマーメンは、とろみをつけた醤油ベースのスープにキャベツや白菜、もやし、人参、豚肉、キクラゲなどの具材が入った麺料理。
発祥地は横浜であり、昭和22年(1947年)から23年ごろに横浜市中区(中華街のある地域)で始まったとされています。
※当時のサンマーメンは醤油味ベースのスープで、肉やもやしが具として使用されていました。
サンマーメンは、横浜を代表するご当地ラーメンの一つとして定着しており、その独特の麺とスープの組み合わせが魅力です。サンマーメンの具材には新鮮な野菜が多く使われ、特にもやしのシャキシャキとした食感が特徴的です。
また、とろみをつけたスープが麺に絡み、一緒に食べることで満足感のある味わいを楽しむことができます。
神奈川発のラーメンといえば「家系ラーメン」が有名ですが、実は神奈川県内では家系ラーメンに負けず劣らず有名なご当地ラーメンなんです。
ちなみに、秋刀魚(サンマ)は入っていません。(笑)
塩ラーメンや醤油ラーメンに、もやし入りのあんをかけるという一風、変わったラーメン。
あんにはキクラゲなどの具材も入っていて、中華そば感が強い印象。昭和初期に、横浜の中華料理店がまかないとして出していた料理が原型になっていると言われています。
結果的に…これがおいしい!と話題になり、神奈川県内で広まったそうです。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
ラーメン好きの人でも食べたことのない新しい味に出会うことが出来ると思いますし、なかなか神奈川以外では食べられないので…
ぜひ、神奈川県に訪れた際には食べてみてほしいです。
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いかがでしたか?
まったく見たことないグルメというのは少ないかもしれませんが、現在私たちがよく食べているグルメも神奈川のグルメが発展したものも多いということで、伝統の味を食べたければ神奈川に来るのが一番っ!
まだまだ紹介できていないご当地グルメ&お菓子もあるので、ぜひ神奈川観光の際は”グルメ”にも注目してくださいね。
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牛鍋
牛鍋の発祥は横浜港の開港にさかのぼります。安政6年(1859年)に横浜港が開港すると、西洋の肉食文化が流入しました。この時代、日本の人々は牛肉を食べることに抵抗感を持っていましたが、その抵抗感を和らげるために牛鍋が考案されました。
日本初の牛鍋屋として知られる「伊勢熊」は、1862年(文久2年)に横浜の入船町で開店。
当時、横浜の居留地には多くの外国人が暮らしており、神戸などから牛肉が取り寄せられて食卓に並ぶようになりました。その流れを受けて、伊勢熊の主人が牛鍋のアイデアを思いついたとされています。
牛鍋は、「鉄鍋に割り下を入れて、そこに肉や野菜を入れてグツグツ煮る」という調理方法が特徴です。この方法で調理されることによって、牛肉が柔らかくジューシーに仕上がります。