東京・渋谷。
若者中心の街として君臨し、表参道、そして原宿など…中高生をも魅了するエリアとしても有名である。
ただ、そんな渋谷区に存在する”神聖なる場所”と言えば…
創建は1920年
『明治神宮』である。
名前からも分かる通り、明治天皇と昭憲皇太后(正妻)を祭神とし、靖国神社と並ぶ…まさに、東京を代表する神社。
…あ、いやいや今回はそんな堅苦しい説明はいいんです。汗
じつは「美味しんぼ」という漫画・アニメが僕は好きなんですが、以前からどうしても行ってみたいスポットが明治神宮にあったんですよね。
アニメ「美味しんぼ」より
それが…『清正の井戸』
これはアニメ版・美味しんぼの第5話『そばツユの深み』に登場する井戸なんです。
※僕はこの回がめちゃくちゃ好きで、どうしてもこの話に登場する井戸を生で見たくて明治神宮に行ってきたので、今回はそのレポートをしたいと思います。
そもそも『そばツユの深み』とはどういった話なのか、簡単にご説明すると…
そば屋の店主と、山岡&栗田
屋台の蕎麦屋を無許可営業していた店主が、営業許可書を得るために奮闘するお話。
参考:『そばツユの深味(美味しんぼ)』に登場する銀座の実在スポットをめぐってみたら、さらに謎だった件
この蕎麦屋がそばの仕上げに使ったのが、『清正の井戸』から汲み上げた水なんです。
…もちろんフィクションです。汗
今回は南参道から入場
ちなみに「美味しんぼ」のアニメ版は、コミックス版に加えてふんだんに演出が加えられています。
※セリフやちょっとしたエピソードなど改変・追加されている部分も多い。
アニメ版・第5話『そばツユの深み』に関しても、コミックス版では『清正の井戸』という言葉は出ておらず…
”井戸水”という表現にとどまっています。
今は春だが、境内に桜の木はほぼ無い。
なぜ、アニメ版にだけ『清正の井戸』という表現が出てくるのか?
…ま、正直そこまでは分かりませんでした。
ただ、コミックスの一話分だけでは30分の尺を持たせる事ができないので、エピソード自体に深みを持たせるために引き伸ばした結果なのでしょう。
※ちなみに、アニメ版の脚本には原作者・雁屋哲氏は加わっていない。
さて、話が長くなってしまいましたが「清正の井戸」は、明治神宮の中にある…
このエリアは有料になります
「明治神宮御苑」にあります。
入園料は500円。実は過去に明治神宮に来たことはあるが、この御苑に入るのは初めて。
中は広く、順路を歩いてもなかなか『清正の井戸』に辿り着かない…。
ちなみに池もあります
順路を歩いていると、『清正井→』みたいな案内板はいくつも出てくるのですが、…もう5回くらいこの看板見てるよな(汗)という感じで、歩いても歩いても案内板が立っているだけ。
それにしても、良い空気。…ここは本当に渋谷なのだろうか?
という事で、御苑内に入ってからおよそ30分。汗
清正の井戸
やっと出会えた〜!!
と盛り上がりたいところですが、実際に行けば分かるんですが、この井戸の前は…静寂そのもの。
※この井戸に一歩ずつ近く事で、不思議と静かになってしまう。なんとも不思議な力を持つスポット。
ちなみに、清正とは戦国武将・加藤清正の事。
そして、間近で見て分かる…この透明感。
不思議とこの水の中に吸い込まれそうな、そんな雰囲気があります。ちなみに参拝方法(?)としては…
手でこの水に触れるだけ。これ一択。
案内にも書いてあったが、飲むのは”NG”なんです。
ついでに参拝するために、本殿へと向かう。
さて…
『清正の井戸』も拝めた事だし、帰ろうかとも思ったんですが一応、本殿まで歩いてみました。
前回、初詣で行った時は西参道から入って行ったので、今回は随分と景色が違っていて面白い。
※過去に明治神宮に行った事がある人は、あえて別の入り口から入ってみる事をオススメします。
樹齢約100年
ちなみに、この「夫婦楠」もなかなか荘厳。
ぱっと見、一本に見えますが実は二本の木(クスノキ)が一つになっている。だから夫婦楠。なかなか良いネーミング。
…それにしても、ここ本当に渋谷ですか?汗
拝殿・本殿
最後は、きっちりお参りして終了。
皆さんも最後まで読んでいただいてありがとうございました〜。
明治神宮【HP】
住所:東京都渋谷区代々木神園町1-1
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清正の井戸
加藤清正が江戸時代初期に建てた別邸の庭園内に掘ったとされています。
清正は、江戸時代初期に活躍した武将で、将軍徳川家康による江戸城拡張工事の責任者の一人でもありました。
現在の明治神宮の一角に下屋敷を置き、この井戸は、この屋敷の用水として掘ったという説もあります。
この井戸は、明治神宮の御苑に位置し、毎分60リットルという豊富な水量を誇っています。水温は通年15度前後で、一定しているため、湧き出した水を汲むことができます。
また、この井戸は『清正井』とも呼ばれ、そのエネルギーがパワースポットとして注目を集めています。
加藤清正は古代の地術や風水の理論に詳しく、この井戸を掘る際には、そのような考え方が反映されたと言われ、また井戸からは、富士山から皇居を繋ぐ龍脈と呼ばれる気の流れが通っており、その気がパワーの源とされています。