私は川越在住の29歳OLです。
この半年の間に夫と離婚し、友人からは裏切られ、買ったばかりのバイクが盗難被害に遭い、災難ばかりが続いています。
結果的にストレスが溜まり…職場でも荒れていました。
※後輩にはきつく当たったり、上司の指摘を無視したり…。日に日に心が歪んで、いつの間にか職場でひとり、浮いてしまう存在になっていました。
そんなある日、突然上司から呼び出されました。
「最近、君の勤務態度が良くないという話をよく聞くよ。何があったのか詳しくは聞かないけれど、一度、”気分転換”をすべきだよ。」
そう言われたのです。そして、続けて…
注:イメージ画像(出典 Instagram)
「私は落ち込んだ時、”ヤオコー川越美術館”へ行くんだけど、美しい作品を見ることで歪んだ気持ちをリセットできるよ。」
と言われ、美術館へ行く事をすすめられました。
※はっきりと上司に指摘され、ようやく気が付きました。私は四六時中イライラして、職場の雰囲気全体を悪くさせていたのです。汗
つまり私は…みんなに迷惑をかけて、不愉快な気持ちにさせていたんですね。
※自分の気持ちを今すぐに整理しなければ、このまま一生変われない気がしました。
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そこで早速、私は休日を利用して『ヤオコー川越美術館』へ向かいました。
行き方ですが…
縁結びのパワースポットとして人気の川越氷川神社を抜けると、桜並木で知られる新河岸川に出ます。
その目の前にある橋を渡り切ったところで見えてくる、シンプルな建物が…
『ヤオコー川越美術館』です。
日本を代表する建築家・伊東豊雄氏の設計によって建てられた美術館は、柔らかな曲線を描く水盤に囲まれています。
※環境にも配慮して、池の水は地下水を利用しているそうですよ。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
美しい外観を見ているだけでも心身が癒されますよね〜。
眺めているうちにイライラしていた気持ちが、少しずつ鎮まっていくのが分かりました。
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そんな「ヤオコー川越美術館」を運営しているのは…
注:イメージ画像(出典 Instagram)
関東一円でチェーン展開をする、スーパーマーケットの”ヤオコー”です。
ここで、ヤオコー川越美術館が生まれたきっかけをご説明したいと思います。
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キーポイントとなるのが「川野トモ」という人物。
彼女はヤオコーの創業者。
戦後まもなく、埼玉県小川町にある八百屋「八百幸」に嫁いだ事がきっかけとなり、1958年、日本にまだ数軒しかなかったスーパーマーケットを誕生させました。
※その後、女性実業家として、1都6県に170軒もの店を開く礎を築きたそうです。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
そんな川野トモが、偶然気に入って購入したコスモスの絵が、現代リアリズムの巨匠・三栖右嗣氏との出会いであり、美術館が生まれたきっかけでもありました。
※この事から、ヤオコー川越美術館は別名「三栖右嗣記念館」とも言います。
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こうして2012年3月、本社のある川越に美術館をオープン。
美術館へ入ると、赤で染められた鮮やかな壁に、画家の略歴が書かれています。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
この建物の全てに言える事ですが、作品もそうなんですが、ライティングセンスも抜群なんですよね。
照明デザイナー・東海林弘靖の手によるライティングは繊細で、光の採り入れ方にこだわりを感じます。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
第一展示室はやや薄暗い印象のお部屋。
天井からはロウト状の柱が床まで伸びており、地面から光が照らすという特異な造りになっています。
※ここは、四部屋ある館内の中で、唯一、自然光の入らない区画。まるで画家の内面に触れるような設計になっており、柱の曲面の美しさも見どころなんですよ。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
そして作品は?というと…
三栖右嗣・23歳の頃の作品、「自画像のためのデッサン」や「老いる」を鑑賞しました。
特に、自らの母親をモデルに描いた「老いる」は印象的でした。
“命”というテーマと向き合った作品で、お風呂上がりにいつも脚をさすっていた母親の姿がリアルに描かれています。
※この作品は後日、友人たちの勧めで100号のキャンバスに描き直し、1976年に新人画家の登竜門とされる安井賞でグランプリを獲得しているそうですよ。
第一展示室では、三栖右嗣氏の作品が自分自身の生き方について、改めて考える時間を与えてくれたように感じました。
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そして、地面から光が溢れる第一展示室とは異なり…
注:イメージ画像(出典 Instagram)
第二展示室では天から光が降り注ぎます。
ロウトを逆さまにしたような天井からは、優しく柔らかな自然光がたっぷりと差し込みます。
※そして、作品を反射盤に取り付けられたスポットライトで照らす工夫も、さりげなく素敵ですね。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
展示室の中央にあるソファは家具デザイナーの藤江和子氏がプロデュースしているそうです。
天井の反射板と連続した丸いデザイン、青いファブリック生地が美しく、いつまでもその場にとどまっていたくなる空間が造られています。
腰を下ろして、絵とじっくり対峙することで、自分の心と改めて向き合うことができました。
※こういう気分は本当に久しぶりです。
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4番目の四角い部屋はヤオコー川越美術館のカフェになっています。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
自然光が降り注ぐカフェは、屋根全体がトップライトになっていて、天候や時間によって作品の雰囲気や印象が変わって見えるようになっています。
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そして、カフェでは月に一度、無料コンサートが開かれているそうです。
美術館で演奏できることからアーティストにも人気があり、毎月第2日曜日は、ピアノ経験者なら誰でも自由に演奏することができるそうです。
※自分のピアノ腕を試してみたい!という方はチャレンジしてみて下さいね。
『ヤオコー川越美術館』を訪れることで、心が洗われ、歪んだ気持ちをリセットすることが出来ました。
※過去の経験を無駄にせず、仕事もプライベートも前向きに過ごしていけそうです。
みなさんも、気分をリフレッシュしたい時には、川越のこちらの美術館に訪れてみて下さいね。
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ヤオコー川越美術館【HP】
住所:埼玉県川越市氷川町109-1