私は浅草在住、19歳になる専門学生です。
将来の夢は、”バッグデザイナー”。
小学生の頃からずっと、ブランド物のバッグが大好きな子供でした。
※お誕生日が近づくとエルメスやルイヴィトンはもちろん、セリーヌ、シャネル、バレンシアガなどのハイブランドバッグをおねだりしてみたり。笑
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8歳の頃からルイヴィトンのバッグを持ってお出かけしていたので…
「おませさんね…。」だとか「生意気ね~!」なんて言われることも多かった。汗
※でも、カバンが大好きだった私は他人の意見なんて全く気にせず、オシャレをすることに没頭していましたね。笑
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そんな私の実家は、浅草で老舗喫茶店を営んでいます。
両親は、「兄と一緒にこの喫茶店を運営して欲しい…」というのですが、私はバッグを作るデザイナーになりたい!という夢を持っています。
※その夢は8歳の頃からずっと変わらないし、諦めようと思ったことは一度もありません。
両親に対して毎日のように「私はバッグを作るプロのデザイナーになりたいんです!」と伝え続けた結果…
バッグ専攻コースのあるデザインの専門学校へ通うことを許してもらえました。
※今は浅草の喫茶店を手伝いながら、学校へ通っています。
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そんな中、先日…学校の授業が終わってから先生に呼び出されたんです。
「君は確か、浅草に住んでたよね?”世界のカバン博物館”へはもう行ったかな?」
そう尋ねられたんです。
※続けて「あそこに博物館があることを知らないという生徒さんが意外と多くてね、直接伝えるようにしているんだ。まだ行ってないのであれば、勉強になるから足を運んでいみるといいよ。」と言われたんです。
実は、浅草に『世界のカバン博物館』があることをこの時、初めて知りました…。
バッグのデザイナーになりたい夢を持っているのに、まだ博物館を訪れていないなんて…。
※しかも、浅草にあるのに知らなかったなんて。汗
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これは大変な失態だ…と思い、私は早速足を運ぶことにしました。
『世界のカバン博物館』は浅草駅から徒歩10分ほどのところにあります。
世界5大陸、50ヶ国以上から収集された希少価値の高いコレクションをはじめ、バッグの歴史や文化に触れることのできるミュージアム。
それだけでなく、最先端の技術紹介や企画展なども行われていて、デザイナーを目指している私にとってはかなり刺激的な内容となっています。
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まず、最初に驚いたのが…
スーツケースの部品が解体され、内部構造が公開されているコーナー。
その複雑な構造と部品の多さにビックリ!!
普段何気なく使っているスーツケースですが、組み立てはかなり難しそうです…。
高い技術と共に、多くの人の手が加わることによって完成するんですね。高価格であることも納得できます。
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そして、「世界のカバン博物館」では…
見るだけでなく、実際に手で触って楽しめる展示が豊富なところも必見。
様々な種類の革やカバンが展示されていることはさることながら、革製品の質感を実際に体験できるように展開されているので、本当に勉強になります。
生活に役立つカバンの豆知識から、得する情報まで、これまで知らなかった情報を得ながら、知識を深められるんです。
※「良いバッグの見極め方」や「お手入れ方法」なども解説されているのは嬉しいですよね。
地元である浅草で、こんなにもバッグについて勉強できる場所があったなんて、本当に驚きです。
そして、”世界のカバンコレクション”のコーナーも圧巻でした。
世界の大陸ごとに、ユニークな形のバッグが陳列されています。
アメリカ大陸(北アメリカ)のコーナーでは…
比較的大きなスーツケースからこぢんまりとしたカラフルなバッグまで千差万別!!
※各国の文化や風俗、気候によって、多種多様なカバンが作られ、多くの人に愛用されているんだなと思うと、胸が熱くなりました。
月に行った鞄(アメリカ)
マサイ族の鞄(アフリカ)
ワニ皮が使われた明治期の鞄(日本)
昔からカラフルなヨーロッパの鞄
60〜70年代のヨーロッパの鞄
60年代イタリアのラケットホルダーのついた鞄
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この他にも、日本の有名人が愛用した鞄なども展示されています。
中でも…
卓球の福原愛さんや、柔道の山下泰裕選手がオリンピックに出場した際に愛用した鞄は印象に残りましたね。
※まるでカバン探しの世界旅行へ出かけたような気持ちに浸ることができました。
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そして上の階へ行くと…
この博物館を運営するバッグブランド「ACE」の創業者・新川柳作氏の記念館があります。
…新川氏といえば、私の憧れの存在です。
1953年当時、新素材であったナイロンバッグを開発。
そして、国内産のスーツケースにこだわりを持ち、日本のカバン業界を大きく動かした人物なんです。
彼の生涯をまとめた展示物などを見てみると…
決して恵まれてはいない境遇や、戦争の苦しい時代を乗り越え、強い信念を持ってカバンと向き合ってきた事が分かります。
※「人の役に立ちなさい」という母の教えや、人との縁を大切にした彼の姿勢に感銘を受けましたね。
1915年から2008年、92歳でその生涯を終えるまで、ずっとカバン一筋の人生を送ってこられた歴史がまとめられていました。
私も新川氏のような行動力を持って、カバン業界を変えられるくらいの力を身につけたいですね。
カバンには長い歴史があり、先人たちが心血を注いで作り上げた魅力あるカバンのおかげで、私たちは快適な日々を過ごせているのだと改めて感じました。
※数々のカバンやバッグに触れて、また一歩、プロのデザイナーに近づくことができたように思います。これからも積極的に勉強を頑張りたいです。
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皆さんも、浅草を訪れることがあれば…
ぜひ『世界のカバン博物館』に足を運んでみて下さいね!
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世界のカバン博物館【HP】
住所:東京都台東区駒形1丁目8-10