私は明石在住、69歳になる爺さんです。私には小学一年生になる、かわいい孫娘がいます。
孫娘は関東で暮らしているので、滅多に会えません。
なかなか会えないというだけでも寂しいのですが…孫は私より婆さんと仲が良く、あまり懐いてくれません。
以前、孫が明石へ遊びに来た時も、婆さんとは仲良く会話をしてショッピングを楽しんでいるのに、私とは目すら合わせてくれないのです。
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このまま、孫と仲良くなれずに足腰が動かなくなり、年老いてしまうのは辛く悲しい…。
そこで私は思い切って…
孫娘を『明石市立天文科学館』へ連れて行くことに決めました。
※当日は残念ながら雨でしたが、「明石市立天文科学館」は悪天候でも楽しめる施設なので安心です。
今回は孫娘と2人きりで施設内を巡ります。
久しぶりに再会しましたが、やはり目を合わせることなく「こんにちは…。」と挨拶をされて寂しさを感じました…。
※今日はなにがなんでも、「明石市立天文科学館」で孫娘との仲を深めようと強く決心しました。笑
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『明石市立天文科学館』は昭和35年に建てられた半世紀以上の歴史を持つ施設。
現存する天文科学館としては日本最古のもので、国の登録有形文化財になっています。
※私も若い頃は、明石でデートをするたびに、ここを訪れていました。
歴史のある施設ですが、内部は全面改装されているので、全く古さを感じません。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
明石市のランドマークでもある施設に併設された時計塔は、東経135度の子午線の真上に建っています。
つまり…この巨大な時計は日本の正確な標準時刻を知らせているんですよね。
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施設内ではかつて、子供の頃にここを訪れていたであろう年齢の人が、今は我が子や孫の手を引いて遊びに来ている光景をちらほらと見かけます。
※若者だけに限らず、三世代に渡って親しまれている明石の人気スポットなんですね。
孫娘も少しずつ心を開いてくれたようで、「迷子にならないように。」と言って、手をつないで歩いてくれました。
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施設の中で一番の目玉と言えるのが…
プラネタリウムです。
天文科学館が建てられた昭和35年から休まず稼働していて、現役のプラネタリウムとしては”日本一古いもの”なんだそうです。
※平成7年の阪神大震災でも、館内で唯一損傷を免れた丈夫な機体を見るだけでも価値があります。
ドームに投影された美しい星空に、思わず言葉を失ってしまいます。
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そんな明石市立天文科学館のプラネタリウムの魅力は、専属のスタッフさんが様々な解説をしてくれるところにあります。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
このプラネタリウムは手動操作ができるので、スタッフさんが実際に解説をしながら効果的に星々を投影してくれるんです。
日によって説明の内容を変えたり、時には時事ネタを挟みながら観客の笑いや感動を誘っています。
※月ごとにテーマも次々と変化するので、何度訪れても飽きることがありません。
そして、話し好きのスタッフさん達は「シゴセンジャー」というご当地ヒーローに変身するのです。笑
この他にも、年に数回ですが、このプラネタリウムでダジャレやクイズなどを楽しめるイベントも開催されています。
※プラネタリウムで某テレビアニメのオープニング曲をかけながら、太陽を西から登らせる…など、天文学のタブーも見事にやってのけるイベントは関西ならではですね。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
まさに、老若男女楽しめるスポット。
「天文学を気軽に楽しく知ってもらいたい」というスタッフさんたちの情熱を感じ取ることができます。
※孫娘もユニークな演出に大笑い。次第に私と孫娘の距離も少しずつですが縮まってきました。
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3階の「天文ギャラリー」では、宇宙のしくみについて詳しく展示されているコーナーがあります。
#明石市立天文科学館 のプラネタリウムの投影機はなんと1960年から稼働していて、日本で現在活躍しているものとしては最も古く、稼働期間は世界でも5番目に長いんです☆ミ
暑い日が続いておりますが、フカフカのシートでライブ感ある星空を見て涼みませんか?⊂( бωб)⊃#開館60周年 #山陽電車 pic.twitter.com/bVw8Rd4XJD— 山陽電車【公式】 (@sanyo_cs) August 11, 2020
身近な太陽系から遠く宇宙の果てまでわかりやすく解説してあるので、大人から子供まで楽しめます。
また、晴れの日であれば、太陽望遠鏡でとらえた太陽の様子が投影されているのでこれも必見。
※この他、同階にある「時のギャラリー」では、暦や時に関する歴史や古い時計が展示されています。その他にも、塔時計を制御している巨大な親時計も設置されているんです。
日常生活では絶対に触れることのない新しい世界に触れて、孫娘は終始興奮している様子でした。
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時計塔の上部、13階と14階は展望室になっています。
※エレベーターでも登ることができますが、長いらせん階段にはユニークな仕掛けが施されているので、爺さんには少しキツかったですが、孫娘と階段を登って上部へと移動しました。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
展望室からは明石の町並みはもちろん、世界一長いつり橋の明石海峡大橋や淡路島まで一望できます。
※明石の名産、タコやタイなどが獲れる海と明石市の風光明媚な風景がとても美しい絶好の展望スポットです。
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その美しい景色にうっとりしていると…
「お爺ちゃん、今日は素敵なところへ連れてきてくれてありがとう。また一緒にお出かけしたい!」と言ってくれたのです。
年老いて、涙腺の弱くなった爺さんはその場で嬉し泣きをしてしまいましたよ。笑
※こうして無事に、孫娘との仲を深めることができました。
皆さんも明石を訪れることがあれば、ぜひ『明石市立天文科学館』へ足を運んでみてくださいね。
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明石市立天文科学館【HP】
住所:兵庫県明石市人丸町2-6