みなさんは、日本の古い町並みや田舎、里の風景などはお好きでしょうか?
日本の原風景ともいえる里山の風景にセンチメンタルな気持ちになるという人は多いと思いますし、城下町や宿場町などの日本の古い町並みが残っている地域は観光地としても非常に人気ですよね。
京都や金沢などが人気なのも、古い日本固有の街並みが今でも残っているというところだと思いますし、白川郷など、日本の原風景を感じさせる場所は世界遺産にも登録されるなど、その価値を世界にも認められています。
僕も昔からそうした日本的な街並みや、日本の里山の原風景がすごく好きで。
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僕は富山県生まれで、現在は福島県福島市でサラリーマンをしているのですが、もともと生まれ育った家のある場所がすごく田舎だったことなどもあるのか、原風景的景色にすごくグッときますし、情緒あふれる日本の街並みもすごく好きなんですよね。
僕も昔から日本史も好きでしたし。
(福島の大内宿の話は、後ほど…)
福島に来たときは、富山よりは都会だったんですが、でもそこまで都会でもなく、程よく田舎感もあって、ほっとしました。(東京の人などからするとかなり田舎なのかもしれませんが…。)
今は改めて日本の文化が世界的に注目されていますし、ここから東京オリンピックに向けてそうしたスポットの観光地としてのPRがさらに強まっていくのかなと、楽しみです。
そんな僕としては、旅行に行くとなると、そういう郷愁を誘うスポットに行きたくなってしまいますね、やっぱり。
先ほど挙げた白川郷だったりとか、そういうスポットによく行って、のんびりと過ごすのが好きです。
まあ、それなら実家で過ごしても同じっちゃア同じなんですけど、やっぱり非日常感って、大事なので、旅行は。(笑)
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で、僕の現在生活している福島県には、そんなザ・郷愁を誘うスポットがありましてですね。
それが「大内宿」という宿場町です。
全国的に言うとそれほど有名ではないと思うんですけど、実は福島では名スポットとしてかなり有名なスポットで。
ものすごくいい場所で、僕のようにかつての日本の街並みを残すスポットや里山感のあるスポットが好きという人なら絶対楽しいと思いますし、行ってみてほしいスポットなんです。
派手さはないですし、ザ・観光!って感じは出ないかもしれませんが、とても素敵で、まったりした時間を過ごせると思いますよ。
大内宿は江戸時代の会津西街道(下野街道)の宿場町の1つで、現在の南会津郡にあった宿場。
江戸時代の街道というと東海道などを含む五街道が有名で、この会津西街道はあまり知名度は高くありませんが、かつては東北と江戸を結ぶ参勤交代や物流の主要ルートの1つとして重要な役割を果たしていました。
会津藩主の保科正之が整備したもので、会津の若松城から栃木県の日光の辺りまでをつないでいて大内宿はその間の宿場町というわけですね。
もともと半農半宿の町で、周囲が山や森に囲まれているので、当時の農家、そして里の生活がよくわかります。
川越や京都など、都会で見ることのできるかつての街並みとはまた違った風景がありますし、農村の集落をこれほどまでに保存、再現している場所はほかにもあまりないと思うので、かなり貴重な体験ができると思いますよ。
宿場町としての機能は明治に入ってなくなりましたが、現在でも当時の宿場町の面影を良く残しているスポットで…
今では福島県を代表する観光名所として、知られています。
地味な存在ではあるんですが、実は観光客の数でいうと、福島県で1位、2位を争うほどの人気スポットなんだとか。
街並みは、本当にタイムスリップしてきたかのようで、土の地面に、両側に立ち並ぶかやぶき屋根の住宅、そして周囲の山々と、江戸時代の街並みをそのまま残す最強の郷愁スポットとなっています。各家屋は資料館になっていたり、お食事処になっていたりという形で利用されています。
1981年には重要伝統的建造物群保存地区にも選定されるなど、文化的にも重要な地域となっています。
もはやテーマパークといってもいいレベルですし、はっきり言って、日本のどのテーマパークよりも世界観が徹底されていると思いますよ。(笑)
このクオリティの郷愁スポットは全国にいくつもないと思うんですが、その中ではおそらく一番観光客は少なめだと思うので(とはいえそこそこ人がいますが)、かなりおすすめです。。
夏と冬にはお祭りなども開催されていて、特に冬の大内積雪まつりでは雪の積もった街並みに火がともされて幻想的な風景が楽しめるということですが、僕はまだ参加したことがないので、今年の冬こそは参加してみたいなと思っています。
みなさんも是非、福島に訪れた際は遊びにいってみてくださいね!
大内宿【HP】
参考:福島県南会津郡下郷町大内
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大内宿
大内宿(おおうちじゅく)は、福島県南会津郡下郷町にある歴史的な宿場町で、江戸時代に栄えた重要な宿場の一つです。
江戸時代の雰囲気をそのまま残す町並みが特徴で、日本の伝統的な農村風景を体感できる場所として、観光客に人気があります。
江戸時代初期の1640年頃に整備されたとされ、会津若松と日光を結ぶ「会津西街道」の宿場町として発展。この街道は、参勤交代や商人たちが利用する重要な交通路で、大内宿はその中継地点として賑わいを見せました。
※明治時代以降、交通の発達により宿場としての役割は減少しましたが、伝統的な景観が残されました。
町並みと建物
大内宿の町並みは、茅葺き屋根の古民家が立ち並び、江戸時代の風情を今に伝えています。およそ400メートルにわたる町並みには、宿場町特有の造りが保存されており、訪れる人々にタイムスリップしたかのような感覚を与えます。