みなさんは、歴史や、歴史を感じさせる建物などはお好きですか?
日本的な雰囲気を感じさせる建物や街並みなどは、私たちの心になんだか懐かしい気持ちを呼び起こしますし、やっぱりそういった風情に惹かれる人も多いのではないでしょうか?
…私も東大阪のある場所をオススメしたいのですが、それは後ほど。
京都や金沢などの、昔からの街並みを残す街に観光客が多く訪れるのは、そのためだとも思いますし、そうした地域は外国人観光客からの人気もやはり高いようです。
私もそうした古くからの雰囲気を残す街並みなどを見るのが大好きな人間の1人で、風情ある地域を巡るのが趣味となっています。
兵庫県に住んでいますが、関西にはそうした風情溢れる場所が多く残っているので、関西に住んでいてよかったなと思うときもありますね。
そんな私としては、実は京都よりも大阪に穴場スポットが多くあるような気が最近しています。
どうしても関西の風情スポットというと京都が思い浮かぶんですが、大阪の、特に観光地としては見過ごされがちな地域に多くの素敵なスポットがあるんですよね。
そもそも大阪の東側は奈良とも近いですし、そうした歴史を感じさせる場所が多いのも納得ですね。
こうしたスポットには観光客がまだ多くないことがあり、それがまた風情になるわけですが、案外外国人の観光客の人がいたりして驚くことがあります。
実は外国人のほうが私たちよりも素敵なスポットをよく知っているのかもしれません。なんか、それは悲しくないですかね?と思ったり、でもやっぱりうれしかったり。
…歴史スポット、風情スポット好きな人は、もっと大阪に目を向けてみることをお勧めしたいんです!
まあ、そんなことを言っている私も、まだまだいろんなスポットを巡っている身。
先日は大阪府の東大阪市に訪れまして、「暗峠(くらがりとうげ)」という歴史スポットを訪れてきました。
ちょっと不穏な名前で、実際ちょっと大変なスポットではありますが、とても素敵なスポットだったので、皆さんに紹介したいと思います。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
暗峠は、奈良県生駒市と東大阪市を結ぶ峠。
かつて暗峠のある村には大和郡山藩という藩の本陣が置かれていて、参勤交代の道筋として利用されていた峠が暗峠で、奈良と大阪を結ぶ最短ルートとしてもかつては利用されていました。
松尾芭蕉もこの峠を通り、歌を残しているといいます。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
江戸時代後期には伊勢参宮道としてにぎわい、茶屋や宿などもあったのだそうで、現在ではハイキングコースとして多くの人が訪れるスポットとなっています。
この暗がり峠、今では一応道としてきちんと整備されていて、国道にも指定されている道なのですが、とにかく勾配が急なことで有名で…
東大阪側の最も傾斜がきつい場所は、なんと30度を超える傾斜の場所もあるほど。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
傾斜30度となると、もはや手を使わずに登ることのできるギリギリのレベル。運動に慣れていない人は登れないことも。
ちなみに私は一度、家族でチャレンジしましたが、母はギブアップしていました。(笑)
注:イメージ画像(出典 Instagram)
それを皮肉って「酷道」などと呼ばれたりもするほどで、道幅も狭く、人ひとりやっと通れるくらいの道幅の場所もあります。
自転車も通れるようにはなっていますが、正直かなりのお荷物になること必至です。
かえって、そうした過酷な環境がハイキング好きの人達のやる気を呼び起こすということもあるんではないかと思いますけど。
峠の道中には古寺や地蔵、石仏などがあり、秘境巡りなどが好きな人にとってはかなり楽しい道だと思います。
また、頂上付近には今も集落があり、休憩できる茶屋などもあり、登り切って休憩するときの気持ちよさは格別です。
頂上付近自体がなんとなく秘境感があるのですが、その周辺の路面は石畳になっていて、周囲の家なども古いものが多く残っているので、非常に歴史を感じさせる街並みとなっています。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
なんと言いますか、きちんと道路が整備され、地図にもきちんと載っている道なのに、自分の知らない世界に来ているような…
かなり不思議というか、非日常的な体験をすることができて、レジャーや歴史好きな人は必ずテンションが上がっちゃうと思います。
そもそも登り切れるかが問題ですが。(笑)
注:イメージ画像(出典 Instagram)
生駒側からも登ることができるのですが、東大阪からのほうが勾配が急ということもあり、醍醐味を味わいたい人にとってはいいと思います。
ただ、体力に自信がない人などは、生駒側から登ってみるのも手ではないかとも思います。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
大阪で穴場の観光スポットを訪れてみたい、ちょっと変わった体験がしたい、という人は、是非暗峠に訪れてみてくださいね。
他にも東大阪には歴史スポット、風情あるスポットがたくさんあるようので、私もまた訪れることを検討中です。皆さんもリサーチして、是非一度訪れてみてくださいね。
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暗峠
暗峠は古くは「闇峠」とも書かれており、樹木が茂る暗い道に由来するとも、旅の道中の「鞍借り」「鞍換え」が転訛したとも言われる地元では有名なスポット。
また、奈良時代から往来に使われ、現在でも国道・県道の重複道が通る峠越えの一部となっています。
魅力の理由
大阪府と奈良県を結ぶ国道308号は、国道ながら勾配が急で道幅も狭いことから「酷道」とも呼ばれており、過酷な道路として有名で、暗越奈良街道(くらがりごえならかいどう)という古い道が通り、日本屈指の急勾配としても知られています。