みなさんこんにちは。私は石川県に住む30代のサラリーマンです。
突然ですが…皆さんは、本物の田んぼを見たことはありますか?
私のような地方に住んでいる人間などからすると、「田んぼを見たことがない人なんていないだろ!」と思うところなんですが、都会に生まれ育っている人などは、田んぼを見る機会なんてないかもしれません。
まして、実際に田んぼで農業体験をしたことなんてないという人も多いんじゃないでしょうか?
私は実家が農家で、昔から家の農業の手伝いをしながら育ってきました。現在、家業は弟が次ぐ予定となっているんですが…
忙しい時期などは今でも米の世話や収穫の手伝いに行くことがあります。
米作りってかなりの重労働ですし、後継者不足になるのもわかるんですよね…。
しかし、まだまだ日本人の主食として重要な位置を占めるお米ですから、現状のように、田んぼや米作りのことを全然知らないという人が多い状況も良くないよな…という気持ちも農家の息子としてはあるわけです。
そこで僕は、最近”農業の普及”に取り組んでいて、都会の人などに向けて農業のツアーを企画する人たちの手伝いを地元でしたりしています。
そんな中で思うのが、やっぱりどんな形でもいいから、まずはどうにかして田んぼや農業に興味を持ってもらうことが大事だなと強く感じています。
実は石川県には、そんな農業にこれまで触れてこなかった人もきっと田んぼや農業に興味を持ってもらうことが出来る、”素敵な田んぼスポット”があるんです。
それが…
白米千枚田(しろよねせんまいだ)です。
石川県輪島市白米町にある棚田で、その景観の美しさから景観スポットとしても知らているんですよ。
棚田に関しても知らない人がいるかもしれないので説明すると…
棚田というのは傾斜のある場所に作られた田んぼのことで、中でも田んぼが規則的に集まっている場所のことを千枚田といいます。段々畑とも、厳密には違うんですが近いですね。
白米千枚田は沿岸にある棚田となっていて…
海岸ギリギリまで田んぼが続いているので、田んぼと海を一望できる有名景観スポットなんです。
とにかく、まず到着して目に入るのが一面に広がる棚田。一つ一つの田んぼは規模が小さく、小さな区画がいくつも並んでいる様子は幾何学模様的で、図形的な美しさがあります。
実際に田んぼは1,000以上あるそうで、千枚田の名に恥じない規模なんですね。
2001年には国の名勝にも指定されましたし、なんといってもその景観の美しさが観光客からは人気を集めています。
春~秋にかけては日本の原風景ともいえる耕作の様子が広がり、冬には雪の降り積もった美しい姿が見られる上に…
冬場には夜のライトアップ「あぜのきらめき」も行われます。
田んぼの輪郭に沿ってライトを配置した手の込んだもので、千枚田の形がそのままライトアップされ、ほかにはない幻想的な雰囲気になるんですよ。
そして、この千枚田のは見た目だけでなく、歴史的価値もあるんです。
実はこの千枚田を含む、石川県の能登半島を中心とする農業の様子は世界農業遺産の「能登の里山里海」にも登録されているほどで、重要な農業の遺産として世界的にも認められています。
世界農業遺産の登録は日本初だったということで、すごい田んぼなんですね。
でもその割に、国内の知名度が低い…もったいない!
それに、農業的な取り組みとして日本古来の「苗代田」を復活させるなど、伝統を守る取り組みも進められています。
貴重な農業を現在にも伝える役目を果たしているんですね。
というワケで…
農業や米作りに関して興味がある人にとっても、非常に重要なスポットだと思います。
それまであまり関心がなくても、この田んぼを見れば、きっと農業や米作りに対して興味がわくという人も多いと思います。田んぼや農業への入り口としては、非常にいいスポットだと説明して改めて感じました。
もちろん、特にそんなに深いことも考えず、単純に景色を楽しむだけででいいので、ぜひ一度訪れてみてほしいです。
旅行先に迷っている人は、この千枚田も含め石川旅行について検討してみては?石川は素敵なスポットがたくさんありますから、きっといい旅になると思いますよ。
・あわせてチェック
#石川の出会い #石川(割り切り出会い掲示板) #石川の童貞 #石川でママ活
参考:白米千枚田 | 石川県輪島市公式