皆さんこんにちは、兵庫県在住の、21歳の女子大生です。…唐突ですが、皆さんは、「マスキングテープ」の事、ご存知ですか?
マスキングテープというのはもともと、その名の通りマスキングするテープ。
マーキング的に使うこともあったり、例えば色を塗る際に色をつけたくない部分に保護的に貼っておいたり、色々な使い方ができるテープとして便利に使われるものです。
(倉敷に行った話は、また後ほど…)
粘着力が弱く、でも勝手には剥がれないくらいには粘着力があるという絶妙な粘着加減で工作や現場作業などでは利用されます。
利用したことがないという人もいるかもしれませんし、お世話になっているという人もいるかもしれませんね。
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しかし、そんな実用性重視だったマスキングテープに、近年新しい波が来ていることを知っていますか?
今、マスキングテープが大流行しているんです。
…というのも、可愛らしい図柄などが描かれたマスキングテープが多数発売され、それが流行しているんです。
マスキングテープはアイデア次第で様々な使い方ができるので、例えば手帳やスマホなど、自分の持っているものを自分なりにデコレーションするという使い方もあるんです。
そんな様々なマステ(マスキングテープの略)の使い方アイデアがインターネットなどで公開されています。
そして、そうしたデコレーションに使う目的として、可愛い図柄入りのマスキングテープが大流行しているんです。
…世代や人によっては信じられない話かもしれませんが、実際に数年前全国で大流行していますし、雑貨屋さんや文房具屋さんには様々な種類のマスキングテープが売られているんです。
流行の中で、マステそのものにはまってしまう人、マステを収集するのが趣味、というような人も増えているんです。
…実は私も、そんなマステ好きの1人。
雑貨店などに入るとまずマステに目が行きますし、可愛いマステを見つけるとついつい購入してしまうんですよね…。
家には大量のマステがあり、未使用のままのものもたくさんあります。(笑)でも、集めるのがやめられません。
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そんな私のようなマステにハマる人にとっての聖地というのが…
実は岡山県の倉敷市。
実は、現在のマステブームは倉敷から始まったと言われていて、マステ好きとしては一度は行っておきたい街なんです。
私も先日、ついに念願叶って倉敷に行ってきました!
注:イメージ画像(出典 Instagram)
そんな倉敷でマスキングテープのブームを作り出したと言われているのが、倉敷市にあるテープメーカー「カモ井加工紙」です。
創業して間もなく100年を迎える老舗で、最初はハエ取り紙からスタートして、様々な粘着テープを開発、販売してきた老舗テープ店です。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
そんなカモ井加工紙が、工場見学にやってきた女性からの意見をもとに工業用ではなく、雑貨としてのマスキングテープを発売したのが2007年。
これが話題を呼び、2008年には「mt」というマスキングテープブランドを発売しました。
この「mt」の大ヒットから現在のマステブームは始まったといわれているんですね。
そこから全国にマステブームは広がるわけですが、やはりそのブームをけん引したのは倉敷のメーカーたち。
「mt」「倉敷意匠計画室」「倉敷町家テープ制作委員会」という3つのブランドは倉敷三大ブランドと呼ばれ、全国で愛されています。
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そのおひざ元の倉敷市でも、当然ながらマスキングテープを販売するお店の勢いもすごく、「如竹堂」「TANE」といった全国的にも有名なマスキングテープ専門店がいくつも営業しています。
「マステなんて今どきどこでも買えるんじゃない?」という人もいると思いますが、これらのお店はとにかく品ぞろえが圧倒的。
ほかのお店で見かけることのなかなかない珍しいマステなどもたくさん売っていますし、お店自体もものすごくオシャレ。
しかもそんなお店がたくさん並んでいる倉敷は、マステ好きには天国のような地域です。
私も大量のマステを購入してしまいました…笑。お値段がリーズナブルなのも趣味としてはいいですよね。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
今回、私は参加できませんでしたが、「mt」のカモ井加工紙では年に一度、工場見学も開催していて、こちらも超人気。
予約殺到で抽選となることも多いですが、ファンとすれば行ってみたいなあ、と思っています。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
街中でもいたるところにマスキングテープが利用されていて、楽しいですし、「こんな風に使えるんだ!」という発見があることも。
美観地区という和に満ちた美しい景色とマスキングテープという工業製品のミスマッチがまた素敵なんですよね。
注:イメージ画像(出典 Instagram)
倉敷に訪れる人は多いと思うんですが、マスキングテープの町という視点でも倉敷観光してみてくださいね。
また、倉敷は単純に観光地としても楽しい町ですし、マスキングテープに興味がある人は倉敷旅行に行く予定を立ててみてください!
カモ井加工紙【HP】
住所:岡山県倉敷市片島町236
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カモ井加工紙
カモ井加工紙は、岡山県倉敷市に本社を置く企業で、粘着テープなどを製造するメーカー。
創業は1923年で、ハエ取り紙「カモ井のハイトリ紙」を製造する会社としてスタート。その後、ハエ・虫取り・ねずみ取り製品で業績を伸ばし、全国の八百屋や鮮魚店などにリボン型の「カモ井のリボンハイトリ」が垂下がっていました。
1946年に「カモ井加工紙株式会社」と改称し、1961年には紙粘着テープの製造を開始。
本社・工場は1971年に片島工場に移転・統合し、その後も、笑福亭鶴瓶氏の出演したテレビコマーシャルがCM賞を受賞したり(1977年)、シーリング用マスキングテープを発売したり(1981年)
近年では、おしゃれな図柄の雑貨用マスキングテープ「mt」が大ヒットし、様々な展開を見せています1。