みなさん、観光や旅行はお好きでしょうか？僕は今年32歳になるサラリーマンで、埼玉県さいたま市在住。
そんな僕は…大の旅行好きですなんです。
大学生のころに友人に誘われたのがきっかけで旅行や登山などを行うサークルに入って以来、趣味を聞かれたらまず”旅行”と、答えるというくらい旅行が大好きです。
旅行とは一口に言っても、人によってその目的だったり楽しみ方は色々と違うと思うんですよね。
でも僕は、結構なんでも楽しめるタイプ。
自然スポットを楽しむこともあれば、街歩きを楽しむこともあるし、建築だったり、美術館などを楽しみにしていくこともありまして。
特定のスポットを目指すこともあればぶらり旅もアリ。
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そんな僕ですが、時々悲しくなるのが…
地元・埼玉に、これといった観光地がないこと。
もちろん、川越など、特定の町は人気もありますし、観光地が全くないということはないのですが、多くの人が思い浮かべるような代表的なスポットって、全然ありません。
人と話していても、「埼玉にはこんなスポットがあるよ」と言いたいんですが、思いつかないんですよね。
…まあ、地元に何もないからこそ、旅行に行くのがまた楽しいという部分もあるとは思うんですが。
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そんな風に、地元に関する嘆きを抱えている僕だったのですが、先日訪れたとあるスポットが思った以上に素晴らしいスポットで感動しました。
これは、ぜひ皆さんにも紹介したいなと感じたんです。
ちなみに、ココは本来観光スポットという場所ではありません。
僕もそれほど観光地として期待をしていったわけではなかったんです。しかし、行ってみるとなかなかすごい場所て実はある筋の人たちからは高い評価を得ていて…
名スポットとしても知られているんですよね。
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どれだけの人がこの紹介をしてピンとくるのかはわからないんですが、ぜひ知っておいてもらいたいなと思ったんです。
それが、玉県春日部市にある…
「国土交通省 首都圏外郭放水路」と呼ばれる治水施設。
名前からすると観光地という感じは全くしないと思いますし、全然興味がわかないんじゃないかと思いますが、こちらの施設は…
まるで「地下神殿」といわれる名スポット。実は隠れた人気の場所なんですよね。
首都圏外郭放水路は、その名の通りですが、洪水などの際に水を逃がすための放水路。埼玉県春日部市の地下50メートルほどの場所に作られています。
着工は1990年代初頭。2002年から一部供用開始、2006年から全区画完成、全面供用開始しています。
「彩龍の川」という公式愛称もありますが、普段は完全にコンクリートの人口トンネルとなっていて、川という感じはありません。
実はこの放水路、日本のみならず世界的にもすごい放水路で、世界的に見ても最大級の放水路となっていて、日本・埼玉が世界に誇る建造物としての側面も持っているんです。
そのため、こうしたインフラ施設を巡る観光「インフラツーリズム」（そんな慣行があるんですね）の名所として知られているんだそうです。
そうした世界的にもすごい規模の建物ができるということで、完成後、早い段階から観光名所としての活用は検討され、予約制の一般見学を行っていたみたいですよ。
そんなわけで、もともと人気スポットではあったんですが、なんとこの2018年からは東武グループの旅行会社と組んだ見学ツアーなどの取り組みも本格化。
これまで以上に観光客を取り込もうという戦略が進められているんです。
今回、僕もその情報を人から聞いて訪れてみたんですが、すごかったです。
内部は「地下神殿」といわれるのも納得の雰囲気。世界最大級の治水施設ということで、当然ながら圧倒的な広さなのですが…
天井は非常に高く、四方に広がる空間に圧倒されます。
「神殿」と呼ばれる所以の一つでもあるんですが、多数の支柱が規則正しく建てられていて、これらも相まって古代ギリシャの神殿として僕たちのイメージするような、そんな空間が広がります。
静かで、音が響き渡るのも荘厳な雰囲気を後押ししていますし、かなり”非現実的な世界”に入り込むことが出来ますよ。
当然ながら（？）、ロケ地利用としても人気で、映画やテレビ、アーティストのミュージックビデオなどで使用されたこともあるんだとか。
みなさんも実は目にしたことがあるかもしれませんね。
これまでも知る人ぞ知るスポットだったのですが、今後PRも進めていくそうです。
確かに、実際にものすごいスポットだったので、これからどんどん埼玉の名所として知られていくことになるんじゃないでしょうか。
東京観光に訪れた人は埼玉まで足を延ばしてみてほしいですし、埼玉の地元の皆さんも、行ったことがないという人は一度行ってみてほしいですね！
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首都圏外郭放水路
洪水対策のために建設された治水施設で、中小河川の洪水を地下に取り込み、トンネルを通して江戸川に流す地下放水路です。
中川流域の浸水被害解消のために建設された施設で、地下約50メートルの国道16号の地下に設置。延長6.3キロメートルの地下トンネルによって洪水を取り込み、地下放水路を通して水を江戸川に排出しています。
『首都圏外郭放水路』の魅力は、その壮大なスケールと施設の荘厳さにあります。
地下神殿とも称される美しい建築が注目を集め、海外メディアからも取材されるなど、その建築美が高く評価されています。また、見学会も開催されており、一般の人々が実際に施設を訪れ、その機能や役割について学ぶことができます。