みなさんこんにちは。島根県出身、東京在住のサラリーマンです。
私も今年で30歳になりまして、子供も生まれ、何とか人並みに生活させてもらえてありがたいな~…と思う日々です。
そして、ここ数年で兄弟も結婚したり、子供が生まれたり…一方で、祖父母が亡くなったりと、家族に関する出来事もたくさんおきました。
そんな中で島根に帰ることもここ数年たくさんありましたし、家族の在り方や、家族の関係などに関しても色々と考えさせられることがたくさんあったんです。
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そして、そんな中で生まれ育った町・島根に関して感じることもたくさんありました。
冠婚葬祭で実家に帰ることが多かったもので、改めて島根の町に出る時間もあったりして、そこで改めて島根について色々と再発見した事があるんです。
島根を出た頃はまだ18歳だったので、今この歳になって地元に帰ってみると…
あの頃には気付けなかった魅力にいろいろと気づくこともあります。
すごく地元への郷愁も湧いてきましたし、あまり自覚したことはなかったんですが、やっぱり自分は島根が好きなんだなと感じまして、将来的には島根に帰ってこようかなと思いました。
子どももできたことだし、親を大事にもしないとなと改めて感じましたし、これからは定期的にきちんと実家には帰ろうという意識が芽生えてきているところです。
昔は分からなかった地域の魅力が大人になるとわかる、ということはよくある話だとは思うんですが。
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前回、島根に帰った際に、妻に行ってみたいと言われて訪れることになったのが…
「石見銀山」です。
子供の頃に一度、家族で訪れたことがあったんですが…正直当時はあまり面白いと感じた記憶はなかったんです。
でも、今回行ってみたらとても印象深い素敵なスポットで、今回この機会に紹介したいと思います。
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「石見銀山」は、島根県太田市にある銀山。
現在は閉山されていますが、戦国時代後期から江戸時代初期にかけて最盛期を迎えた日本最大の銀山です。銀があまりとれなくなってからは銅が主に採掘されました。
発見されたのは1300年代と言われ、1900年代に休山するまで活躍した島根を代表する一大鉱山だったんです。
と、これだけ聞いてもそのすごさはわからないと思いますし、僕もピンときてなかったんですが、実は当時の世界中の銀の1/3は日本産といわれ、そのほとんどがこの石見銀山で産出されていたそうです。
つまり、世界でも最大級の銀山だったんですね!
日本や世界の経済活動にも影響を与え、この銀山を巡っての戦いも多く起こったそうで、島根だけでなく、日本の歴史を語るうえで欠かせないスポットの一つと言えるでしょう。
その功績や、現在も残る遺跡の価値なども認められ…
2007年には世界遺産登録もされているんです。
意外と知らない人も多かったんじゃないでしょうか?日本にもそう多くない世界遺産であるにもかかわらず、思ったほど知名度が高くない石見銀山…。
そして世界遺産を有しているにもかかわらずそれをあまり知られていない島根県、やはり地方都市の悲しい運命ですが、もっともっと知られて欲しいですね。
ちょうど僕が島根を出たころに世界遺産に登録されたので、僕も世界遺産としての石見銀山に訪れたのは今回が初めてでした。
確かに昔訪れたころに比べると、ずいぶん観光地としての演出にも力が入っているように感じましたね。
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やはり、銀山の観光というとまずイメージするのが坑道だと思いますが…
坑道に関しては常時公開されているのは「龍源寺間歩」という坑道のみで、時期によってはほかの行動も期間限定公開されています。
実際の坑道はかなり生々しい状態で残されていて…
ノミで掘りながら進んでいったあとがそのままに残されているので、遺跡などが好きな人はかなり興奮すると思いますよ。
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しかし、個人的に坑道以上に感動したのは、石見銀山周辺の街並み。
炭鉱で働いていた人などの集落から発展した大森地区という地域があるのですが、そこの雰囲気が最高なんです。
歴史的な家屋や武家屋敷などが立ち並ぶ風景はまるでタイムスリップしたかのようで、山の中なので周囲が自然に囲まれているのも素敵な雰囲気に華を添えています。
歴史スポットや日本らしい風情が残る景色が好きな人にもオススメできます。
かつては本当に栄えていたというのがよくわかって、なんだかセンチメンタルな気持ちにもなります。そして、もはや遺跡というよりは、”石見銀山という一つの地域・町”を楽しむ観光ができますし…
その楽しみ方が醍醐味なんじゃないかと思います。
島根に来る際はぜひ訪れてみてほしいですし、石見銀山遺跡を目的に、ぜひ島根にも旅行に来てみてくださいね。
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石見銀山
島根県大田市に位置する歴史的な銀山で、世界遺産に登録されています。日本の鉱山遺産としては非常に貴重な場所であり、16世紀から17世紀にかけて日本最大の銀産出地として繁栄しました。
※石見銀山は、1526年に発見され、その後急速に発展。江戸時代には、銀の産出量が世界の3分の1を占めるほどで、日本経済に大きな影響を与えました。
見どころ
銀山遺跡: 石見銀山の主な採掘場である「龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)」などの坑道は、見学することができます。坑道内は当時の採掘の様子を感じさせる雰囲気が残されています。
銀山街道: 銀の輸送に使われた街道沿いには、昔ながらの町並みが残っており、歴史散策が楽しめます。
代官所跡: 江戸時代の銀山管理の拠点であった代官所の跡地も見どころの一つです。
※2007年に「石見銀山遺跡とその文化的景観」としてユネスコの世界遺産に登録されました。これは、日本の産業遺産としては初めての世界遺産登録であり、国際的にもその価値が認められています。