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富山が誇る世界遺産「五箇山の合掌造り集落」をご存知?

富山県出身・在住の25歳の自営業の男です。実家の小売業を継いで細々と生きております。

僕は小さなころから旅行に行くのが好きで、よく両親に旅行に連れて行ってもらっていましたし、大学生のころなどは暇を見つけては旅行に出かけていました。

暇を見つけては旅行に出かけていました

富山には若い人向けの賑やかな場所もあまりないですし、今考えれば賢明な趣味だったな~、なんて思います。(笑)

全国各地、色々な場所に行ってきましたが、やはり行先を考える時には、そこにどんな有名な遺産があるのか、といったことが気になりますよね。

・・・

中でも、やっぱり選ぶ基準として大きな価値を持つのが…

「世界遺産」というブランド

「世界遺産」というブランドだと思います。

僕は富士山には何度か行ったことがあるんですが、世界遺産登録の前と後では登山客の量も大幅に増えたように思いますし、雰囲気も変わりました。

やっぱり登録されるだけで全然違うんだなあ、と思います。

富士山などは日本中で有名な世界遺産

今年も世界遺産登録についてのニュースが色々と話題になったりもしていますが、世界遺産の中にも、有名なものとそうでもないものがありますよね。

富士山などは日本中で有名な世界遺産ですが、意外と世界遺産に認定されている施設や自然の知名度って、地域によってわりと違ったりするんですよね。

・・・

先日、出張で東京に出た際に出会った人と話していてびっくりしたのが、「富山県には世界遺産がない」と思われていたという事でした。

…皆さん、富山県に世界遺産があったってご存知でした?

実は、富山にも世界遺産があります。

五箇山の合掌造り集落

それが、「五箇山の合掌造り集落」です。

五箇山の合掌造り集落

五箇山(ごかやま)は、富山県の南砺市に位置し、岐阜県白川村とともに「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として1995年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

※五箇山には相倉(あいのくら)集落と菅沼(すがぬま)集落という二つの主要な合掌造り集落があります。

特徴

・合掌造りの建築
合掌造りは、急勾配の茅葺き屋根を持つ独特の建築様式で、雪の多い地域に適しています。屋根の形が合掌(手を合わせる形)に似ていることからその名がつけられました。屋根は非常に頑丈で、厚い雪にも耐えることができます。
家屋は木造で、梁や柱がしっかりと組まれており、建物全体が耐久性を持っています。

・伝統的な生活様式
五箇山の集落は、厳しい自然環境の中で営まれてきた伝統的な農村生活を色濃く残しています。養蚕や紙すきなどの伝統的な産業が行われ、地域の人々の生活が垣間見えます。
観光客は、これらの伝統工芸を体験することもできます。

・景観と自然環境
五箇山は、四季折々の美しい自然景観に囲まれています。春には桜や新緑、夏には緑豊かな山々、秋には紅葉、冬には一面の雪景色が広がります。
特に冬の雪景色は幻想的で、多くの観光客を引きつけます。

・文化と歴史
五箇山は、独自の文化と歴史を持つ地域です。地域の伝統行事や祭りも多く、例えば、菅沼集落では「五箇山民謡」が伝承されています。
また、歴史的には浄土真宗の信仰が深く根付いており、各集落には古い寺院が点在しています。

観光ポイント

・相倉集落
相倉集落は、約20棟の合掌造りの家屋が立ち並ぶ地域で、観光客が多く訪れる場所です。集落内には資料館や土産物店、カフェなどもあり、ゆっくりと散策しながら伝統的な風景を楽しむことができます。

・菅沼集落
菅沼集落は、相倉集落と同様に合掌造りの家屋が点在し、文化財として保存されています。菅沼集落は、比較的小規模ですが、その分、静かで落ち着いた雰囲気があります。資料館では、地域の歴史や文化について詳しく学ぶことができます。

アクセス

五箇山の合掌造り集落へは、富山駅からバスや車でアクセスできます。高岡駅からも直通バスが運行してます。
※車を利用する場合、北陸自動車道の砺波インターチェンジから五箇山方面へ向かいます。

合掌造りの世界遺産といえば、岐阜県の白川郷がピックアップされることが多いんですが、実は、登録自体は「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として”まとめて”世界遺産登録されています。

ちなみに、岐阜と富山にまたがる遺産なんですよ。

富山県にある世界遺産が「相倉合掌作り集落」というスポット

この事実、思った以上に知られていないということを実感したので、今回みなさんに富山の世界遺産について知ってもらうために解説をしたいと思います!

富山県にある世界遺産が「相倉合掌作り集落」というスポット。

富山県南部、岐阜県との県境にある南砺市にある集落で、白川郷で有名な岐阜県の白川村とはお隣となっています。

両地域にまたがる合掌造りの建物

この両地域にまたがる合掌造りの建物がまとめて世界遺産として登録されているんですね。

それなのに、なぜか白川郷ばかりが有名で、なんだか切ない…。

こう言いつつも、僕も人生で一度しか行ったことはないんですけどね。富山に住んでいても、行ったことがないという人は結構いると思います。

合掌造り

そもそも「合掌造り」とは何なのか?

名前は聞いたことはあっても、意外と答えられないという人も多いのではないでしょうか。

実は合掌造りという言葉は1930年頃にフィールドワーク(直接、現場に行って研究する事)を行なった研究者らによって使われるようになったと言われる言葉なんです。

なので、実は厳密に定義があるわけでもないのだとか。

相倉合掌作り集落

相倉合掌作り集落は周囲が山に囲まれ、緑が豊かな、まさに里山の集落といった雰囲気で、都会から訪れた人などはその非日常感に圧倒されると思います。

この、ほのぼの感は富山のイメージに合うかもしれませんね。(笑)

冬には雪が降り積もり

冬には雪が降り積もり、見渡す限り美しい景色が広がりますし、春や夏には緑、秋には紅葉が美しくなるその絶景は息をのむほど。

さらには、季節ごとにライトアップも行われます。そして、そうした光景を一望できる展望エリアも用意されていますから、絶景が好き、自然が好きという人なら必ず満足できると思いますよ。

ライトアップなどは行われます

ライトアップなどは行われますが、観光地として過度に人の手が入ったりしていないので、ゆっくりと都会の喧騒を忘れて自然に浸ることが出来ますよ。

誰もが憧れる日本の原風景を体感できる、貴重なスポットなんじゃないかと思います。

合掌造り=白川郷、だけでなく、富山にもある

世界遺産にはいろいろ行ったことがあるという人も、ここはまたほかのスポットとは違う雰囲気があると思いますし…

合掌造り=白川郷、だけでなく、富山にもあるということ、ぜひ知ってもらいたいです!

富山県民として、またこの地元が誇る世界遺産に行きたい

決して訪れやすい立地ではありませんが、時間をかけて訪れる価値のある素敵スポットなので、富山に訪れる際は、ぜひ訪れてほしいですし…

そもそも、皆さん、もっと富山に興味を持って、富山を訪れてみてくださいね!(笑)僕も富山県民として、またこの地元が誇る世界遺産に行きたいなと思っています。

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