愛知県名古屋市在住の21歳の大学生です。僕は岐阜県出身で、大学進学に伴い、名古屋で一人暮らしをしています。
岐阜と名古屋は近いですし、文化も似ているので特に戸惑うことはないですし、楽しく学生生活を過ごしています。
とはいっても、僕はサークル活動などはしておらず、文系なので3年生前期までで単位も大体取り終わっているという状況。
大学に通っていた人ならわかると思いますが、僕のような学生は、とにかく暇です。（笑）
（豊橋まで路面電車に乗りに行った話は、また後ほど。）
もちろん、学業はまじめにしているつもりですが、それでも時間が余る。
僕はアルバイトも週に2日程度しかしていないので、かなり時間があるんですよね。
…そして、そうなってくると、似たような状況の奴らが数人集まって、だらだらと時間を過ごすようになってきます。（笑）
僕の場合は、大学のクラスが同じ4人組のようなメンバーがいまして、この4人でいつもつるんで、ばかばかしいことをしています。
ふと思い立って旅行に行ってみたり、お菓子やジュースの食べ比べをしてみたり。
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そんな中、先日その中の1人、高知県からやってきている友人が
「そういえば、名古屋って路面電車が走ってないのが俺が最初に来たときめっちゃ衝撃やった」っていう話を始めたんです。
名古屋出身の友人が「いや、路面電車って、どんだけ田舎やねん！」みたいなツッコミをしてたんですが…。
僕ともう1人は、路面電車を知っている方だったので（岐阜では10年ほど前に廃止されましたが）、まさかの、路面電車に乗ったことがないのが1人だけという事態に。
調べてみたら名古屋も40年ほど前まで路面電車が走っていましたし、近年復活を求める声もあったみたいなんですけどね。
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そしたらその名古屋人が、「俺も路面電車乗ってみたい」と言い出したんですよね。
とはいえ、全国的に路面電車は現在では非常に少なくなっています。
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もはや、旅行に出かけないと乗れないんじゃないかなとか言いながら調べてみたら…
なんと、お近くの豊橋市に路面電車が！
しかも、豊橋市を挙げて路面電車を推進しているとのこと。…じゃあ、いっちゃう？ってことで、わざわざ路面電車をメインの目的として、行ってきました、豊橋市に！
そもそも路面電車を実際に見たことがないという人もたくさんいると思うんですが、当然ながら、日本の電車はかつては路面電車が中心でした。
しかし、昭和の30～40年代にかけて、老朽化と車社会の進展が進んだ影響で、路面電車は全国から姿を消したんですよね。
路面電車のある町に住んでいる人は実感がわかないと思いますが、なんと現在では路面電車は全国でも17都市19路線しか走っていません。
そして、愛知県のみならず東海地方全体で見ても、現在も走っている路面電車は、この豊橋市の豊橋鉄道だけなんです。
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近年はライトレールなど、次世代型の路面電車が注目を集めていて、路面電車を見事に復活させて話題となっている自治体などもあるんですが…
現状、まだまだ路面電車が全国で復活するのは難しそうです。
豊橋市でも、一時は路面電車の路線廃止などがあったようですが、路面電車を”地元の財産・シンボル”として活用していこう、そして、地域を活性させていこうという動きが活発化。
豊橋鉄道が路面電車を運行し続けています。
昭和後期から現在にかけて、延伸・停留所やその周辺の整備など、様々なことに力を注ぎ、路面電車の存在感を高めています。
そのかいあって…”東海で路面電車といえば豊橋”といったイメージも定着。
僕たちのような観光客や、鉄道ファンが多く訪れるようになっているんですね。特に鉄道ファンの人は熱心ですから、豊橋鉄道観光はわりと盛り上がりを見せているようです。
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また、僕らが訪れた日には運行されていましたが、豊橋で開催されるイベントに合わせた特別電車が開催されたり、車内でビールを飲める「納涼ビール電車」、おでんを食べられる「おでんしゃ」などの企画も実施。
次の機会は、この”おでんしゃ”に乗ってみたいですね。
僕も路面電車に実際に乗ったのはかなり久々ですが、道路を電車で走る感覚っていうのは、やはり普段の電車とも車とも違う感覚で…
これでしか味わえない楽しさがあるなということを実感。
路面電車に唯一乗ったことのない名古屋人が「面白いな～」と感心していました。
もちろん、過去に乗ったことのある僕も含めた3人もまた「懐かしいな～」とか「やっぱりいいな～」とか言い合っていましたね。
路面電車のためだけに旅行をするのは難しいかもしれませんが、路面電車を推進する貴重な町。豊橋に訪れる機会があった際には、ぜひ路面電車を体感してみてくださいね。
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参考：豊橋鉄道株式会社