みなさんの住んでいる地域には…国宝ってありますか?
重要文化財だったり、国宝だったり、自治体や国が認定する文化財にも色々とあるものですが、どんな地域にも重要な文化財というのは少なからずあるものです。
ですが…
「じゃあ、地元にある文化財や国宝を教えて?」と聞かれると、ちょっと困ってしまうというか、答えられない人がほとんどじゃないかと思うんです。
※だけど、意外と調べてみると、「こんなとこにこんな文化財があるんだ!」とか「意外と地元には文化財って少ないんだなあ」とか、色々発見があるものなんですよね。
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私は山形出身・在住の大学生なんですが、そんな文化財に関して、先日発見といいますか、そんな体験をしまして。
私は大学で建築学を専攻しているんですが、先日授業で地元の建築について色々と学ぶという授業があったんです。
※駅や美術館、橋など、様々な山形の建築について勉強し、フィールドワーク的な事もしたりする授業なのですが、先日のテーマは山形の歴史建築についてだったんです。
そこで扱われていたのが…
『羽黒山五重塔』という建築物。
皆さんご存知の五重塔の塔の一つなんですが、この五重塔についての説明で「山形県の建築としては唯一国宝指定」と説明されてました。
…え、山形の建築の国宝って一つしかないの!?とびっくりしました。
※まあ、歴史的に貴重な建築で現在も残っているものはそう多くはないので、当たり前といえば当たり前かもしれませんが、国宝って案外耳にすることも多いので、一つしかないというのがビックリ。もちろん建築以外も含めれば他にもいろいろあるんでしょうけどね。
調べてみると建築の国宝は日本全国で約230個ほどで、やはり京都や奈良に多くのものがあるようです。
※近畿よりも東の東日本エリア全体で見てもで国宝建築って30個程度しかないんですね。
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やっぱり国宝ってすごい称号なんだなぁと改めて思いながら、山形に生まれた人間として…
「そんな山形の国宝…1度くらい見に行っておかないと!」と思って、先日友人を誘って実際に見に行ってきました。
『羽黒山五重塔』は、山形県鶴岡市の羽黒山に室町時代建立された五重塔。
※そもそも五重塔というのは仏塔の形式の1つで、それぞれの階層が地、水、火、風、空を表すという仏教建築。
日本全国に国宝の五重塔は11個あり、そのうち京都と奈良を除くとこの羽黒山五重塔のほかは山口県と広島県に1つずつあるのみ。
…つまりこの羽黒山五重塔は東北のみならず、東日本で唯一国宝指定されている五重塔なんです。
羽黒山とそのお隣にある「築山」「湯殿山」という3つの山は、『出羽三山』と呼ばれ、昔から山岳信仰が栄え、多くの修行者が訪れていたそうです。
今でも出羽三山の神社を巡るツアーなどはパワースポット巡りの1つとして人気みたいですよ。
※明治時代の神仏分離の際に、山内にある寺院などはほとんど廃されたものの、五重塔は壊されずに残り、今でも東北最後の塔といわれているんだそうです。
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私は同じ山形なのですが、少し鶴岡からは離れているので、出羽三山に訪れたのは今回が初でした。
鶴岡駅から羽黒山まではバスが出ているのでそれに乗り、いざ出発。
もちろん自家用車でも訪れることができます。山の入り口には立派な鳥居が建っていて、聖なる地に入っていくんだなあと感じます。
五重塔は比較的山の入り口に近い場所にあるんですが、とはいえ一応は登山になるので、ちょっとは体力を使います。
※でもきちんと石の階段が整備されていたりはするので、特別な準備は不要です。ただし、冬は雪が積もっている事も多くちょっと準備無しでは危険かも。(ただ、無料で長靴を借りることもできます。)
当たり前ですが、歩道として整備されている箇所以外は完全な森で非常に背の高い木が何本も生い茂っているます。
これにより、”聖域感”は強い感じ。…夏場は生命力を感じる事ができるでしょう。
※五重塔に着くまでにも橋があったり滝があったり結構見どころも多い。
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周りを木に囲まれ、圧倒的な存在感を放つ羽黒山五重塔。
冬は辺りに雪が積もり、その姿の神聖さと言ったらありません。
※心洗われる、一種のパワースポットですね。冬場は観光客も少なめなのか、落ち着いて眺める事が出来るのではないでしょうか。
夏だと辺りの見どころも一緒に回れるので、初回に訪れるなら確実に暖かい時期をオススメします。
※夏の五十党の姿を拝んで、山の中もがっつりと散策してみては?
山形の人はぜひ行ってほしいですし、東北や山形を訪れた際には、皆さん観光ルートに加えてみて下さいね。
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羽黒山五重塔【HP】
住所:山形県鶴岡市羽黒町手向院主南83-7